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インド、長距離弾道ミサイルの実験に成功

 この時期にインドが実験を行ったことに関して様々な波紋があると思います。

 ・印、核弾道ミサイル「アグニ3」発射実験に成功(産経新聞)

 【ニューデリー9日共同】インド主要メディアによると、同国は9日、核弾頭搭載可能な長距離弾道ミサイル「アグニ3」の発射実験を東部オリッサ州で初めて実施、成功した。
 アグニ3は射程3000-5000キロとされ、車両や鉄道による移動式で、中国が射程に入る。インドに向けた核ミサイルを配備している中国に対抗し「最低限の核抑止力」により軍事的に対等な立場に近づく狙いがある。

 インドと米国が合意した民生用原子力技術協力実現のため、米国では6月末に上下両院の外交委員会がインドとの原子力協力を可能にする法案をそれぞれ可決したばかり。しかし米議会内にはなお反対の声があり、今回の実験は米国でも反発を招く可能性がある。

 インド政府当局者は、米議会での法案審議中のアグニ3発射は「適切ではない」などとして実験を延期してきたが、米議会で賛成が得られるとの見通しが立ったとみられる。インドのメディアは米上下両院本会議で近く法案採決が行われると報じている。

 中国とインドは6日、中国チベット自治区とインド北東部シッキム州を結ぶナトゥラ峠での国境貿易を44年ぶりに再開し融和進展を演出したが、軍事的には依然として警戒を解いていないことを示している。


 まず中国が国連決議に拒否権を発動するかどうかについて大きな影響があります。インドの核兵器は、パキスタンとの核開発競争の際の産物ですが、今回の実験は中国の核兵器に対する対抗的措置としての意味合いが強いです。そのため、中国はこの実験に当然反対のはずです。しかし、北朝鮮のミサイル発射はそれほど大きな問題ではなく、インドの実験は問題であるとの姿勢を国際的に表明するのはあまりにも自己中心的です。中国ならやりかねませんが、後々に禍根を残すことになりそうです。

 次に米国ですが、インドは米国の議会からの民生用原子力技術協力を求めるために6月に一旦実験を中止しています。その後6月末に協力を行う法案が可決されたために、今回の実験に至ったと考えられますが、米議会もそのままで済ますはずはないでしょう。しかし、インドと米国の間で結ばれた原子力技術協力協定自体がインドの核兵器保有を容認するようなものです。米国は大きな流れとしては、黙認の方向に動くのではないでしょうか。

 そして日本への影響ですが、日本は当然核実験に対する非難はするでしょう。今まで日本の外交方針としては、核保有国に対して核軍縮を求める方向でした。ただ、隣国が核兵器によって恫喝している国が核兵器を開発しようとするのはむしろ自然な流れだと思います。

 そこで私はインドと北朝鮮の核開発の姿勢を明確に分けていくことが必要だと思います。

 もしインドの核実験を非難せずに、北朝鮮のミサイル発射を非難するのが今のところの理想です。ただ、そうは行かないでしょう。北朝鮮非難の国連決議を求める際に中国に対して棄権を迫るとすれば、中国は日本に対してインドの核実験を非難するように迫るかもしれません。

 かといってインドの核実験も同様なスタンスで非難するには無理があります。その理由は、

1.北朝鮮のミサイル発射は航海上であり、延長上に日本領土が存在する。それに対してインドは国内のみの実験である。
2.インドは中国の核兵器に対しての対抗的措置としての性格を持つが、北朝鮮のミサイルを対日本として考えた場合には当てはまらない。

 など理由を挙げればまだまだありますが、このように同列に考えるには無理があります。日本はインドに対して北朝鮮のミサイル発射とは明確に分け、その理由を積極的に世界に説明することが必要でしょう。特に安保理決議が控えている今には重要なことだと思います。
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2006年07月09日 国際 トラックバック:- コメント:5

 中国に対しては口約束で大丈夫でしょう。
 表面上はそう言っても印度には何もしなければいい。
 取り合えず、その方向で行くなら、先に印度と話をすべきですね。

 日本にとっての脅威は印度よりも中国ですから。

2006年07月09日 どらっへ URL 編集

インドも絶妙のタイミングをうまく捉えました。台湾もミサイル発射実験とか?

この流れから行くと将来日本も核保有となるのでしょうか?

2006年07月09日 憂国 URL 編集

背後に核ミサイルがあると考えるだけで相当なプレッシャーですね。

射程が5000kmあればほぼ中国全土が射程内。

あとはロシアとモンゴルを引っ張り込めば中国包囲網の出来上がり。

2006年07月10日 煬帝 URL 編集

インドは親日。

2006年07月10日 worldwalker (・∀・) URL 編集

どらっへさん、
あとはそのつじつま合わせをどうするかが焦点ですね。

憂国さん、
ミサイル防衛よりも核武装する方が明らかにコストも低く、効果的ですね。

煬帝さん、
ロシアが日本と共同歩調をとることは難しそうですね。

worldwalker (・∀・)さん、
日本にいるインド人も日本のことを悪く言う人は聞いたことがありません。中国と違ってパートナーになれそうですね。

2006年07月10日 さいごう URL 編集












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