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防衛庁、こんな記事が出ても大丈夫?

 東京新聞はあまり知られていないですが、防衛庁関係記事の充実度はかなりのものです。はっきり言ってここまで書いても良いのかとこちらまで不安になってきます。今回の記事の件は特にそうじゃないかと思います。

 ・米、通信網から海自排除(東京新聞

ハワイ沖のミサイル防衛実験
 日米合意した米軍再編で、ミサイル防衛(MD)について「緊密な連携」が明記されたにもかかわらず、米側が日本側に軍事通信衛星の使用を認めていないことが分かった。北朝鮮が「テポドン2号」の発射準備を進める中、今月下旬、米国が行う海上配備型迎撃ミサイル(SM3)による迎撃実験に参加する海上自衛隊のイージス護衛艦「きりしま」は、米側と情報交換できないまま終わることになる。

 迎撃実験はハワイ沖で行われ、カウアイ島から発射される模擬の中距離弾道ミサイルを米海軍のイージス巡洋艦「レークエリー」が探知、同「シャイロ」がSM3で迎撃する。探知した弾道ミサイルの航跡情報は米国の軍事通信衛星「ミル・サット」を通じて共有されるが、「きりしま」は米軍の通信ネットワークから外され、単独でミサイル航跡を追尾する。

 日米のイージス艦はともに「リンク16」と呼ばれる大容量の戦術交換システムを搭載し、本来なら艦同士の情報交換も可能。しかし、米軍はMDについて「ミル・サット」経由を決めている。「きりしま」が「ミル・サット」を利用するには米側の許可と秘匿通信解除装置や新たな通信装置の搭載が必要だが、いずれも実現の見通しはたっていない。

 海自のイージス護衛艦は一九九八年、北朝鮮が三陸沖に向け発射した「テポドン」を探知した実績があり、「きりしま」が模擬弾道ミサイルを探知するのは確実視される。実験参加の意味は、多額な費用がかかるため各国が米国主導のMDに消極的な中で、日本が参加している事実をアピールすることに狙いがあるとみられる。

 しかし、近海にいながら米軍の情報ネットワークから外される「きりしま」の迎撃実験への参加は、米軍再編にうたわれた「緊密な連携」とは程遠い。

 米側は日本がイージス護衛艦を建造する際、艦隊防空に優れたイージス・システムは提供したものの、陸・海・空・海兵隊をつなぐ全米軍ネットワーク「IBS」に加わることは禁じた。良好な日米関係下にあっても情報供給は制限されているのが実情だ。

 このため、米軍再編に盛り込まれたMD関連装備のうち、米国がこの夏までに青森県の航空自衛隊車力分屯基地に設置するXバンドレーダーが探知する情報がどんな形で日本に提供されるかも不透明。米国が日本を米本土を守るための便利な“出城”として利用するにとどまる可能性もある。


 イージス艦などの兵器がどのようなネットワークに繋ぐかは非常に重要な問題であるのはこの記事にあるとおりだと思うのですが、それなら半でそんな情報が簡単に新聞記事になるのでしょう?

 秘匿通信解除装置がどの程度のものだか私は知りませんが、最高度の秘密に属するものだと思います。それを米軍が渡さなかったと言う問題よりも、その事実を一新聞社が知っているという事実の方が恐ろしいです。

 個人的には防衛庁内に情報をリークしている人物がいると思います。それも東京新聞の記事には陸海空様々なソースが混在するため、複数の提供者、または高級幹部の提供者がいるはずです。東京新聞にはそのような人脈があるのでしょうね。

 私はこのような報道を行う新聞社・新聞記者が主張する「報道の自由」が正しいとは思いません。彼らは「報道の自由」を保証するはずの国家の国益を損ねているのです。彼らはこの報道によって、日本の防衛体制を暴き出すことに生き甲斐を感じているかもしれませんが、そのことによって日本の自衛隊の弱点を世界中にさらけ出しているのです。

 日本にはスパイ防止法がないから、米国は信用しないので重要な情報を提供しないと言う話もあります。しかし、それだけではなく、日本のマスコミもスパイ防止法の網の目で規制しないことには日本の外交・防衛政策は著しく阻害されるでしょう。多分米国も日本のマスコミを含めた情報の行き先に懸念を感じているから最後までは協力できないのだと思います。
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2006年06月19日 政治 トラックバック:- コメント:7

うーん、このくらいなら大丈夫じゃないんですかね?

一般の書店で売っているやつだと軍事研究や、それ以外でも朝雲新聞や防衛技術ジャーナルといった専門紙、直接購読する事は難しいですが、図書館に行けば陸戦研究といった雑誌も読めますしね。
海外だと、FASやJDWといったところが色々な事を暴きたてていますし、米軍に至っては教範も公開しています。日本でも情報公開請求で色々と…
ただ、実際、諜報員の仕事の8割は公開情報からと言われますけど…

本当にヤバいのは部隊の具体的な行動(これですらも駐屯地の正門を監視していればある程度わかる)や今使っている装備の具体的スペックと運用法や、もっとヤバいのは暗号とかそういったものなわけで。

2006年06月19日 うしゃこふ URL 編集

必要な法整備をして情報漏れを防止しないと信用ならん、てことなんですかね。

これをリークしたのが防衛庁ならそっちの方に世論を誘導したいって意図があるんでしょう。

元々あるべき法制度がなかったんだから、防衛庁も焦ってるんじゃないですかね。

2006年06月19日 煬帝 URL 編集

リークな気がしますw
情報共有をさせろか、出来るような法をと言う。

2006年06月19日 k URL 編集

戦術交換システムという事は、軍の上層部からの作戦指示も当然下りるわけで、自衛隊が米大統領の命令下で行動するのでなければ、ネットワークに組み込まれるのは指揮系統上は無意味。むしろ、マシンとサーバーが同一のものなら、米側に見劣りしないだけのネットワークが構築できているかどうかが問題。「テポドン」発射とほぼ同時に総理大臣を核とする統合作戦本部を開設し、即報復攻撃の為のスクランブル発進をさせる。ミサイルが無害なものであると確認できたらその時点でUターンさせる。せめてこの位の示威行動をしてもらわないと、抑止効果は期待できない。

2006年06月20日 シカまる URL 編集

>>シカまる様
いや、単純に、弾道ミサイル迎撃は極めてリアクションタイムが小さいから、その極限化のためのデータリンクではないでしょうか?
実際、LINK11なんかは海自の全戦闘艦艇で使えるハズですし。
いわゆる、インターオペラビリティの世界の話で、そういった政治-戦略レベルの話とはちょっと違うような気がしますです。

2006年06月20日 うしゃこふ URL 編集

皆さん、コメントありがとうございました。

この問題は、うしゃこふさんの仰るとおり「暗号」と「実際の運用」に関する情報は大事だと言うところが基本だと思います。「暗号」を解除する装置やパターンが漏洩したら大変なことになりますが、今回の情報でも周辺国には非常に有益な情報になります。大体防衛庁も一般官庁と同じように情報公開請求で様々な情報を請求できる時点でおかしいと思いますし、自衛官のOBやマニアと思われる人たちが刊行する雑誌類にも有益な情報がかなりあります。

これらについてもう少し「情報のあり方」と言うものを考え直さなければならないと思います。

ちなみに、戦術情報交換システムにはあくまでも「戦術」に関する部分(例えば部隊指揮官がどの護衛艦をどこに配置するかなど)だけだと思います。ただ、ひょっとしたら戦略情報も扱えるシステムがあるのかもしれませんが私は知りません。

それでは今後ともよろしくお願いします。

2006年06月21日 さいごう URL 編集

カウアイ島には常宿があります。あんなのどかな田舎の島からミサイル発射とは驚きです。

2006年06月21日 worldwalker URL 編集












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