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イラクの民主政府は本当に「ひとつの区切り」になるのか?

 たまには中国や韓国の話題も出していかないと・・・。日本は彼らだけと付き合っているわけでもないし、私も他の国際情勢に疎くなってしまうので(苦笑)

 今日はイラクに発足した民主政府の話題なんですが、出来たとは言ってもまだまだ安定するのは先になりそうです。しかし、米国をはじめとした各国政府は撤退の口実とするのでしょうね。

 ・「民主化完了」と歓迎 イラク新政府で米大統領(産経新聞)

 ブッシュ米大統領は20日声明を出し、イラクの正統政府発足について「イラクの人々は今や完全な政府を手にした。困難を伴った民主化へのプロセスは終わった」と歓迎、治安回復を目指して新政府を引き続き支援する考えを示した。
 イラク人が国民投票で承認した憲法に基づく正統政府の発足で、ブッシュ政権にとって駐留米軍の撤退実現に向けた大きなハードルを越えたことになる。ただ、イラクでは宗派対立や武装勢力の攻撃が続き、今後、具体的な撤退のスケジュールを立てられるかは予断を許さない状況だ。

 声明で、ブッシュ大統領は「前途には難しい課題が山積している」と指摘。その上で「米国や自由を愛する世界中の国々は、民主国家として『対テロ戦争』の同盟国となったイラクとともにある」と強調した。

 一方、ロイター通信によると、与党共和党のハスタート下院議長は「イラク人が自分自身を守ることが可能になり、米軍が帰国できることを望む」と声明。11月の米中間選挙を控えて早期撤退を求める米国内の圧力が高まりそうだ。(共同)


 皆さんご存じの通り今のイラクは楽観できる情勢ではありません。この件に関して、ブッシュ大統領は楽観的なことを言っていますが、米紙の報道はそうでもありません。

 ・Iraqi Premier, Cabinet Sworn In(イラクの首相と閣僚承認)(Washington Post)

 によれば、この儀式の日と同日にもテロや攻撃が多数あり、特に大きなものはスラム街で爆弾テロで、25人が死亡・74人が負傷しています。結局冷遇されることになったスンニ派とそれを支援するイランなどの勢力によってテロは続いています。スンニ派は閣僚ポストにも不満があるようで、まだ波乱は続きそうな勢いです。

 しかし、ブッシュ大統領と米国政府はある程度の見切りをつけなければ経済が泥沼になってしまいます。イラクへの駐留は負担が大きく、このままで行けばイランへの対応はおろか北朝鮮へも積極的な対処が難しくなる可能性も否定できません。

 日本も陸自撤収の話がそろそろ具体化しそうですし、そうなれば政情不安定なこの国へ大使館をつくって外務省中心の援助へと変わることでしょう。

 私の考えですが、イラクに関してはパンドラの箱を開けてしまったので、イラクが分裂するかある程度強権的な政府をつくるしか道はないと見ています。それが出来ない以上はある程度見切りをつけて撤退するのは正しい選択だと思います。ただ、ここまで関与してしまった以上、石油利権はある程度確保しておかないと、「なんのためにイラクに駐留していたんだ」という非難に遭うことは必至だと思います。そこは外務省の仕事です、頑張ってください。
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2006年05月21日 中東情勢 トラックバック:- コメント:5

>そこは外務省の仕事です、頑張ってください。
嫌みにしか聞こえないのはなぜだろう(苦藁

それはともかく、今まで優遇されてきた事への“ツケ”を払わされたスンニ派ですが、今後の課題は「いかに彼らを新政府に取り込むか」でしょう。
彼らは少数派でしかなく、また、これまでの恨みもあって、新政府としては“仇敵”の用に見ている向きも無いとはいえません。
ですが、彼らはこれまでのイラクを運営してきた人間でもあり、有能な人材・各国とパイプを持つ人材を確保する事は、新政府にとっても利益になります。
理想を言うなら、そういう有能な人材を「補佐官」「次官」などに据え、互いに協力することだと思います。
当然、スンニ派を支持する民衆に対するガス抜きにもなります。

で……実はこの手法、明治新政府が発足したときに利用されていたりします。
(有名どころでは「斉籐一」「榎本武揚」でしょうか)
時代は違えど、状況的にイラクと幕末~明治初期の日本は似通っていると思うのですが、どうでしょう?

2006年05月21日 you URL 編集

もし今後のイラクが立ち行かなくなったら、最悪のシナリオとしては「クルド人が独立宣言」→「トルコのクルド人が呼応」→「トルコ政府が介入」→「イラン、シリアも出兵」→「中東全体に紛争が飛び火」というのがあります。

ちょっと洒落にならないですが。

2006年05月22日 煬帝 URL 編集

you さん、
半分イヤミです(笑)
私はイラクの日本の違いですが、自分たちで新政府を作り上げたのかそうでないか、と言うところだと思います。(多少異論があるかもしれませんが)
ただ、彼らがスンニ派を受け入れる気があるのなら、抵抗は収まっていくのかもしれませんね。

煬帝さん、
クルド人は少なくとも今回の政府でフセイン政権よりも断然良い立場を得ていると思います。
ただ、分裂してトルコ・イラン・シリア領も独立させるとなると穏やかではないですね。

2006年05月22日 さいごう URL 編集

確かに「自主的に改革した日本」と「強制的に改革されたイラク」では、状況が違うと思います。
ですが、日本側が「かつて日本にも、こんな時代があったんですよ」と話すことは、なんにも問題がないと思うんですよね。
そのときのエピソードとして「かつて敵対した者であれ、有能な者を登用することは理にかなっている」と説くのは、有益なことだと思います。

中東地域って、どちらかといえば「感情的」な部分が大きいように感じるんですよ。
(「理性的ではない」というつもりはありません)
そこに「日本はこうして得をした」「日本がうまくいったのは、こんな(一度は敵になった)人々のおかげだ」と説く。
その上で、彼らがスンニ派を受け入れるのか、それともこのまま蚊帳の外にするのかは、彼ら自身が決める事じゃないでしょうか?

「賢者は歴史から学ぶ、愚者は経験から学ぶ」ではないですが、極東の小さな国(しかも、資源も何もない国)が、欧米列強の覇権時代をどう乗り切ったか……これは、伝えるべきだと思います。
確かに、自衛隊や日本政府は、今回の戦後復興に大きく貢献し、感謝もされていると思います。
ここは一つ、ついでのつもりで語ってみるのも悪くないのでは?
私から見れば、これも立派な「復興支援」だと思いますよ。
(内政干渉ぎりぎりですがw)

2006年05月23日 you URL 編集

中東地域での民族対立の激しさは、明治維新前後の藩の対立以上のものがあるのは分かっています。
ですが、そこを巧く乗り切らない限り、中東地域はいつまでたっても「世界の火薬庫」のままです。
ここでアドバイスできるのは、同じく「欧米からの影響力を(一時的にせよ)排除することの出来た」日本だけだと思うのですが……いかがでしょう?

いずれにせよ、一日も早い中東地域の安定を願っています。

2006年05月23日 you URL 編集












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