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イランの歩み寄りの真意

 イランの対応はただ単に安保理での協議を遅らせたいためだけではなく、イラン・イラク・米国という三角関係で考えると利害関係が分かりやすいというのがこの記事からよく分かります。

 ・Why Iran Wants to Talk(washingtonpost.com)

Saturday, March 18, 2006; Page A20


IT'S EASY to see the potential advantage to Iran of opening negotiations with the United States on Iraq. The sudden announcement by Iran's national security chief Thursday that Tehran would accept an offer of dialogue made months ago by the U.S. ambassador in Baghdad came as members of the U.N. Security Council were meeting to discuss a council statement about the Iranian nuclear program.

That statement could be the first in an escalating series of steps to force Tehran to give up the enrichment of uranium and fully cooperate with international inspectors. Preventing such diplomatic action has been Iran's main aim since its illegal nuclear program was discovered in 2004; the failure to stop the issue from reaching the Security Council has prompted some visible handwringing and backbiting among the mullahs.

By drawing the Bush administration into talks about Iraq, the Iranians give themselves a shot at splintering or distracting the fragile coalition that may be forming in New York. Already Iranian officials are speaking openly about the possibility that any discussions would expand into the broader security dialogue that Tehran has long coveted with the United States. In Iraq -- where American soldiers are dying from Iranian-supplied roadside bombs and sectarian violence by Iranian-supported militias is steadily mounting -- the Islamic regime has a tacit and sinister offer to make: Back down in New York, and the carnage in Baghdad might just drop off. Even the appearance that the Bush administration might be considering such a trade-off would worsen the situation in Iraq and wreck a year of careful and mostly effective anti-proliferation diplomacy.

The right response to the Iranian initiative is to limit any discussions to short-term U.S. priorities in Iraq and to ensure that the exchange is as open as possible. In theory, the United States and Iran share an interest in preventing an all-out Iraqi civil war, and thus in the establishment of a government that could rein in both the Sunni insurgency and the Shiite militias. But Iran's other objectives in Iraq are mostly inimical: It has promoted the creation of a Shiite ministate in southern Iraq that would control the country's largest oil fields and be dominated by Iran's allies; it hopes that the Sunni insurgency will meanwhile bleed American troops and exhaust U.S. willpower.

The U.S. goal of a broad and cohesive Iraqi government that would fairly balance Shiite, Sunni and Kurdish interests and be defended by a national Iraqi army would, if achieved, check Iranian ambitions. If Ambassador Zalmay Khalilzad can advance that cause through talks with Iran, good. But it will be worth bearing in mind that Tehran has agreed to sit down with him for entirely different reasons.



 ・なぜイランは対話を求めたのか?(日本語訳)

2006年3月18日土曜日 ページA20

イランが米国とイラクに関する件で交渉を開始する潜在的利点を見つけるのはやさしい。イラン安全保障担当のチーフが在バグダッド米国大使に対して、テヘランは数ヶ月前の提案を受け入れるであろうという木曜日の突然の発表は、国連安全保障理事会のメンバーがイランの核問題に対する協議会で声明について議論しているときにもたらされました。

その声明は、テヘランに対してウランの濃縮を断念させ、国連査察団へ完全に協力させる一連の流れが強まっていく第一の要因となるでしょう。イランの主目的は、不法な核開発計画が2004年に発見されて以来、そのような外交行為を防ぐことです。(核)問題が安全保障理事会に達するのを阻止できなかったことで宗教指導者に対する目に見える中傷や陰口が出てきています。

イラクに関する会談にブッシュ政権を引っ張り出すことで、イラン人はニューヨークで作られているもろい連立(注:安保理)を裂くか、仲違いさせようと腐心しています。既にイラン当局は公に、どんな議論でもテヘランは米国を熱望させるより広い安全保障対話へと拡大する可能性について語っています。イラクでは米兵がイラン人の供給する道端の爆弾で死んでいて、イランが支援する義勇軍が着実に組織されています。イスラム政権による暗黙の、そして不吉な申し出はニューヨークを譲歩させ、バグダッドでの大虐殺を減少させる力を持っています。しかしブッシュ政権がそのようなトレードオフを考慮すると言うことは、イラクの事態を悪化させここ1年間の慎重で効果的だった外交を崩壊させてしまうでしょう。

イランの提案に対する正しい応答は、イラクに関するどんな議論も米国の短期的な優先事項に制限し、議論をできるだけオープンすることを保証させることです。理論上、米国とイランは全面的なイラクの内戦を防ぐことに関心があり、およびその結果スンニ派の暴動とシーア派の義勇兵の両方を抑制できる政府の樹立への関心を共有しています。しかし、イランのイラクにおける他の目的はほぼ対立しています。それは南イラクにイランの同盟国によって支配される国内最大の油田を支配するシーア派のミニ国家の創設を促進し、同時にスンニ派の暴動によって米軍の犠牲を強いて米国の意思を衰えさせるのを望んでいます。

米国の目的である、公正にシーア派、スンニ、およびクルド人の関心のバランスをとり、イラク軍によって防衛されるイラク政府が達成されるなら、イランの野心は阻止できるでしょう。Zalmay Khalilzad大使がイランとの会談でその目標に向かって進展することができるならいいですが、テヘランは完全に違う理由で協議の場に着いたことを念頭に置く価値はあるでしょう。


 日本語訳が本当に分かりにくくてすいません。どうもまだ直訳ばっかりなので逆に意味が伝わりにくいかもしれません。でも記事自体は、このような違い関係で米国が動いているという分かりやすい解説だと思います。

 このような動きを見ていると日本の「核開発に懸念」と言うだけの外交には全然厚みを感じませんね。
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2006年03月20日 国際 トラックバック:- コメント:2

そうですね。
アメリカの外交のスキ?
いや、アメリカについて思うことは、決して外交は上手ではなく日本以上に下手かもしれないということですね。ただ、地球最大軍事力大国というのが常に後押しされているような気がします。あ、核も。
利用はしなくても自然とそういう力が働いている国が多々ありますから、ちょっとは日本も別手段で色々と外交を考え直して欲しいです。

2006年03月20日 テツ URL 編集

ちょうど今、「シリアナ」って言う映画やってるので見るといいですよ。アメリカって言う国は自国の利益と安全保障にかけては合法非合法含めてなんでもやります。この映画なかなか面白かった。
http://www.walkerplus.com/kansai/latestmovie/mo4036.html
元CIA工作員による衝撃のノンフィクションを、スティーブン・ソダーバーグ&ジョージ・クルーニーのコンビが映画化。中東を舞台に、さまざまな人々の思惑が交錯する群像劇だ。
ベテランCIA工作員にアラブ某国の王位継承者暗殺指令が出る。一方、その国では、パキスタン人の出稼ぎ労働者がアメリカの石油会社からの解雇で途方に暮れ、エネルギー・アナリストは王室に入り込み、成功をつかもうとしていた。

2006年03月20日 worldwalker URL 編集












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