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安保理改革、日本の新たな構想

 個人的には、常任理事国になる前に他にやることがあるように感じてしまうのですが、ならないよりはなったほうがいいのでしょう。その安保理改革で日本は独自案を提案しました。

 ・常任・準常任計6カ国増 日本、G4に新決議案構想説明(産経新聞)

 大島賢三国連大使は27日、国連安全保障理事会(15カ国)の常任理事国入りを目指す4カ国(G4)のドイツ、インド、ブラジルの代表に対し、常任理事国と新設の準常任理事国を合わせて6カ国増やし、安保理を21カ国に拡大するとの日本の新たな国連決議案の基本構想を初めて正式に説明した。国連外交筋が明らかにした。

 基本構想は昨秋からの米国との協議を踏まえてまとめたものだが、25カ国への安保理拡大を求めるドイツなど3カ国との立場とは隔たりがある上、米国からの全面的な支持も得られていない。目標とする国連総会への今春の決議案提出に向けて、日本は困難な調整を迫られそうだ。

 国連外交筋によると、日本の基本構想は、新常任理事国に立候補した国のうち、投票で国連加盟国の3分の2(128カ国)以上の支持を得た国を常任理事国とするが、拒否権は与えない。

 それ以外の候補国については、任期2年で連続再選が認められていない非常任理事国より任期が長く、改選可能な準常任理事国を新設し、これに迎え入れる。

 6つの拡大枠の割り当てはアジア、アフリカが各2、中南米と欧州は各1とするが「こうした構想は今後のG4側との擦り合わせの過程で変更される可能性もある」(同筋)としている。(共同)



 ・安保理改革:新たな枠組み案、日本が独など3国に説明(毎日新聞)

 【ニューヨーク高橋弘司】国連安保理改革に向け日本政府は、理事国を15カ国から21カ国に拡大する新たな枠組み決議案について、これまで共同歩調を取ってきたドイツ、インド、ブラジルの3カ国を対象に説明会を開いた。各国からは新常任理事国に拒否権を与えないことを盛り込んだことなどに疑問や反発が相次いだとされ、今後、修正される可能性もある。

 27日に開かれた説明会では新決議案の骨子が示された。21カ国への理事国拡大のほか、(1)国連総会で加盟国(191カ国)の3分の2以上の支持を得た国を常任理事国に選出(2)支持が3分の2に達しなくても一定の得票数以上で再選可能な準常任理事国に選出(3)新常任理事国に拒否権は付与しない--などの内容。

 G4筋によると、日本側からは増設分はアジア、アフリカに各2議席、欧州、中南米に各1議席との案が示されたが、地域割りについても「交渉次第で、流動的」という。


 この案は前回G4として結束した当時の案より米国の意見に追随したものになっています。しかし、米国はどこまで本気で日本を常任理事国にするために味方してくれるか微妙です。今の日本はブッシュ政権にとって都合の良い政権でしょうが、この関係が小泉政権後も続くとは限らないし、米国側もブッシュ政権後は続かないでしょう。しかし、この案を通すためには少なくとも小泉政権の次を見据えていなければなりません。やはり米国が協調するかどうかは怪しいものでしょう。

 また、中国やロシアの反応も懸念材料です。前回のG4案では日本の常任理事国入りに中国が猛然と反対してきました。また新たな案を出したとはいえ中国は同じように反対してくるでしょう。外務省がその用意をしているかどうか分かりませんが、多分していないでしょう。ロシアもこれ以上常任理事国を増やすことに意味を感じていないので反対するのではないかと思われます。

 常任理事国になるというのが日本にとって悲願なのかもしれませんが、そのポジションについたときに何をしたいかという展望が見えません。「防衛省」の時も記事として書きましたが、そうやって肩書きだけ増えてもしょうがないのでそこのところをよく考えて外交に臨んで欲しいと思います。
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2006年01月29日 国際 トラックバック:- コメント:3

10年以上議論して,まあこんなもんかと思うのですが,
正直,時代に対応できない国連ってどうなんでしょうか?
常任理事国中心主義でやっていくと,
これからの多極化世界には対応できないは誰でも分かるはずなのでしょうが...
それとも,アメリカをはじめ常任理事国の面々は,国連の死骸化を狙っている?

日本も,それを見越した戦略で動いているような気もします.
麻生さんは割と現実的に判断して,”会議場”と言い切っているので,そうした流れにも対応していけると思うのですが.
問題は,左の人々なのでしょうが,昨今の凋落をみれば,あんまり気にしなくてもいいかな~.

今回の改革案も通ることはあまり期待していないのですが,
すこしは能動的になってきた点だけでも評価できるのではないでしょうか.

2006年01月30日 toorisugari URL 編集

悪いがまとまるような気がしない。国連以外の枠組みを目指さないと日本は未来永劫、圧倒的に不利な扱いを受け続けることになる。

2006年01月30日 worldwalker URL 編集

toorisugariさん、
コメントありがとうございます。
私も今回の改革が通るとは思っていません。また、今回のことで日本が国際社会に積極的に関与していく姿勢が出てきたとすればいいことだと思います。

worldwalkerさん、
敵国条項も未だに消そうとしない国連にある程度の見切りをつける必要はあるでしょうね。

2006年01月30日 さいごう URL 編集












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