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ソニー・ピクチャーズ、Blu-rayにMPEG-2採用?

 なぜBlu-rayにMPEG-2を採用することになったのでしょう。私には不思議でたまりません。

 ・ソニー・ピクチャーズ、Blu-rayにもMPEG-2採用を表明(CNET Japan)

---------- 一部引用 ----------

 ビデオのコーデック(「コーダ--デコーダ」の略)が重要なのは、所定のデジタルストレージ容量や、DSLやケーブルテレビ回線経由の転送に合わせて圧縮可能なビデオの画質がこれによって決まるからだ。またコーデックはDVDにとって絶対不可欠な部分だ。

 Microsoftは2年前、次世代DVDへの採用を目指して「VC-1」と呼ばれるWindowsビデオ技術を標準化団体に提出し、多くを驚かせた。それに対して、他のIT関連の大手各社は、「MPEG-4 AVC」という競合する先進フォーマットの特許使用権を保有している。

 ところが、ソニー・ピクチャーズは先週、上記のいずれでもない選択肢を採用する意向を明らかにした。同社の幹部らはCNET News.comとのインタビューのなかで、ソニーのBlu-ray Discを使ってリリースされるタイトルには、新しいコーデックがすぐに必要なわけではないとし、代わりに11年前に開発され、今日のDVDで使われている「MPEG-2」を採用することを明らかにした。

 ソニー・ピクチャーズのDon Eklund(先端技術担当シニアバイスプレジデント)は、「先進(フォーマット)だからといって必ずしも画質が向上するわけではない。Blu-rayにとって最高の画質を実現することがわれわれの目標だ。現在、そして当面は、MPEG-2が選択肢になる」と語っている。

---------- 引用終わり ----------


 一応補足しますが、次世代DVDの規格には大きく分けてディスクの規格(Blu-rayとHD-DVD)とコーデックの規格(VC-1とAVCなど)に分かれます。

 そしてコーデックについても少し説明します。映像を圧縮しないで保存すると次世代DVDでも映画一本を保存することは出来ません。そこで映画を一枚のメディアに納めるために映像を圧縮することになるのですが、その方法が色々とあります。簡単に言ってしまえばその方法がコーデックです。新しいコーデックになれば圧縮率が高くなるため、同容量のメディアにより長時間納めることが出来ます。次世代DVDではMicrosoftが提唱するVC-1とAppleが提唱するAVCが有力であると見られています。

 補足はこのくらいにして、まずは不思議に思うのは、ソニーはなぜディスクの規格ではコストよりも先進性が必要なBlu-rayにしておいてコーデックを旧来にものにしたのでしょう?

 まず考えられるのは、親会社のソニーとソニーピクチャーズでは考え方が違うというものです。ソニーピクチャーズ自身はそれほどの容量を必要としていなかったため旧来のコーデックを利用すればコーデックのことに頭を悩まさなくても良いと考えたのではないか、ということです。

 次に、次世代ディスクに変わることで制作会社の苦労は変わらないがコーデックが変われば今まで積み重ねてきたノウハウが出直しになってしまうというものです。圧縮はただ機械的に行うものではなく、動きの激しい場面や色を大量に使う場面などその場面ごとにやり方を少しずつ変えなければなりません。それはコーデックごとにやり方が違います。そこで今まで積み重ねたノウハウを捨てたくなかったのでしょう。

 最後にもう一つ考えられるのは、消費者に二度の次世代DVDへの移行期を作り出し、売り上げを伸ばそうというものです。コーデック自体は一つのプレイヤーに複数搭載することは出来ます。しかしファームウェアのアップデートに対応していなければ後付は出来ません。ですから最初にMPEG2のコーデックだけで売ってしまい、後で「新しいコーデックに対応しました」なんて売ろうと考えているのかもしれません。

 ちょっと考えてみただけですが、これらを考慮するといかにも消費者を無視しているかのような判断に思えてきます。

 技術は進歩していくのは当然です。それを使うかどうかは製造者の判断ですし、購入するかどうかは消費者の判断です。しかし、Blu-rayは技術の先進性を売りにしているはずなのに実は完全に新しい技術で出来上がっているわけではないと知った消費者はどう思うでしょう?

 ソニーはグループ企業同士の意志疎通がかなり悪いように思えます。最近新製品を打ち切ったCLIEというPDAがありました。これは考え方としては非常に良いものだったのですが、音楽関係、動画関係などそれぞれが違う規格を採用するなどして結局CLIEのメリットが活かせませんでした。同じようなことは多々あり、ソニーのグループ企業としてのあり方に疑問を持っていました。

 今回のコーデックの件で今までと全く変わっていないと気付きました。ソニーが今後復活して行くにはまだまだ時間がかかるでしょう。
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2005年11月30日 IT トラックバック:- コメント:0












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