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【国際】英露、毒殺事件の思わぬ影響

 この問題自体は沈静化し始めていたのですが、英国、ロシアの両国首脳の思わぬ事情で抜き差しならぬ事態となるのでしょうか。

 ・外交官の国外退去処分、露が英に報復措置へ(読売新聞)

 【モスクワ=緒方賢一】ロシア外務省は16日、英国がロシア外交官4人の国外退去処分を決めたことを受け、「挑発的行動には相応の対抗措置が伴い、英国はロシアとの関係に深刻な影響が及ぶであろうことを理解しなければならない」との声明を発表し、近く報復措置に踏み切る方針を示した。

 ラブロフ外相が同日、英国のミリバンド外相に電話で伝えた。



 ・リトビネンコ氏毒殺 英、露外交官を追放 対抗策発表、関係冷却化も(iza)

 【ロンドン=木村正人】ロシアの元情報機関員、リトビネンコ氏毒殺事件で、ロシア側が旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員、ルゴボイ容疑者の身柄引き渡しを拒否したことを受け、英国のミリバンド外相は16日、英国駐在のロシア外交官4人を追放すると発表した。露側の報復による外交官追放合戦も予想され、両国関係の悪化は避けられない情勢だ。

 外交官の追放は、1996年に国家機密に関するスパイ容疑で英露双方がそれぞれ外交官4人を追放して以来となる。

 英政府が強硬姿勢を示したのは、英国籍を取得したリトビネンコ氏がロンドン市内で毒殺されるという重大犯罪を見逃せば、発足したばかりのブラウン政権に対する国民の信頼が揺らぎかねないためだ。

 ミリバンド外相は16日午後の国会答弁で、「今回の措置は英政府が望んだ形ではないが、これ以上の選択肢はない」と指摘。外交官追放のほか、ロシアとの間のビザ発給手続きの簡素化に関する交渉を凍結、ルゴボイ氏が第三国に出国した場合、身柄を英国に送還するよう求めると述べた。また同外相はさまざまな分野でロシアとの協力関係も見直すと指摘し、今後、追加措置についても検討される可能性がある。

 これに対し、露政府は「憲法が外国へのロシア人引き渡しを禁じている」ことを理由に態度を硬化させている。英政府が、リトビネンコ氏と近く、権力奪取を図った罪で起訴したロシア政商、ベレゾフスキー氏=英国に亡命中=のロシアへの引き渡しを拒否していることもあり、年末の下院選と来春の大統領選を控えるプーチン政権がこの問題で妥協する可能性は極めて低いとみられる。外交関係が悪化すれば、天然ガス田開発など経済関係にも影響が出るのは避けられない見通しだ。

                  ◇

【用語解説】リトビネンコ氏毒殺事件
 ロシア連邦保安局(FSB)の元中佐でプーチン政権を批判するリトビネンコ氏が昨年11月、亡命先のロンドンで体調を崩し死亡。体内から致死性の放射性物質ポロニウム210が検出された。英検察当局は今年5月、ロシア在住で、同氏とロンドンで接触した旧ソ連国家保安委員会(KGB)のルゴボイ元職員を容疑者と断定。英政府は身柄の引き渡しを求めたが、ロシア最高検察庁は7月、正式に拒否を回答した。


 第三者的に考えて、妥協すべきなのはロシアの方なのですが、ロシアが絶対に妥協するはずはありません。ロシアの政権は国内的にも国際的にも強圧的な態度こそが政権の安定化につながっているとも言えます。単純に強権政治であり、民主化の手前にある帝国主義、もしくは東南アジアに多い権威主義的な政治体制であると言えます。

 それに対して英国は首相が交代したばかりで、出来るだけマイナスイメージを作りたくありません。この問題で妥協することは、ロシアとの関係で「ロシアには逆らえない」というイメージを国民に与えるとともに、国内的に外国人による凶悪犯罪に歯止めがかからないという事実を植え付けてしまうことになります。

 英国もロシアもどちらも妥協可能であるかもしれませんが、両国のトップにとって致命的な打撃になりかねません。そこをどうやって折り合いをつけていくかですが、私の感想では英国が多少の妥協をすることになりそうです。

 ただし、それは両国の関係を維持するという前提の話で、今後の情勢次第では関係が悪化することも考えられるでしょう。
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2007年07月17日 国際 トラックバック:- コメント:3

 まあ、舐められるよりも問題になった方が言いかと思いますが。
 北方領土みたいに棚上げになったら問題でしょうし。
 個人的にこの件ではイギリスには頑張って貰いたいのですが。

2007年07月17日 どらっへ URL 編集

イギリスが躍起になるのは別に国内で露助が殺される事よりも、露助の殺され方にあると思います。
本当に放射性物質であれば、これは単なる殺人ではなくて周囲を巻き添えにするテロ行為に値するのではないでしょうか?
テロに頭を抱えるイギリスで、こんな事が起きるのは、国家の威信にもかかわるでしょうし。
私は、イギリスの主張を支持します。

2007年07月19日 水兵長 URL 編集

コメントありがとうございます。
どらっへさん、水兵長さん、
私も当然英国支持ですが、国と国との間では真実がどこにあるか、そして正義はどこにあるかはあまり重要でなく、力関係こそが重要なんですよね。そうなるとこの問題の行方は微妙な方向に行きそうな感じもします。

2007年07月22日 さいごう URL 編集












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