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【米国】イラク増派の中間報告、芳しくない結果に

 大体予想は出来た結果ですし、これを元に議会が撤退を進ませるような動きに出たのも予想通りです。ブッシュ大統領はこの泥沼状態をどのように回復していくのでしょうか。

 ・米政権がイラク政府課題達成で中間報告、軍事など「満足」(読売新聞)

 【ワシントン=大塚隆一】ブッシュ政権は12日、イラク政府が達成すべき政治、治安、経済分野などの課題18項目について、「満足」と「不満」が相半ばする評価を下した中間報告を公表した。

 現時点では「ベンチマーク(基準)」と呼ばれている課題の大半が未達成。中間報告では基準をクリアしたかどうかでなく、その達成に向けた進展状況について満足できるかどうかを示した。評価のハードルを下げることで、議会で強まる米軍撤退論をかわし、9月の最終報告まで事態を見守るよう求める狙いとみられる。

 ただ、政権の主観的な色合いが強い評価には「楽観的すぎる」などの異論が続出しそうだ。早期撤退に向けた政策転換を迫る野党・民主党は反発を強めると見られる。

 公表された報告は23ページ。バグダッドの治安回復など軍事分野を中心とする8項目については「満足できる」と評価した。一方、石油収入の公平な配分をうたった法整備など政治分野を中心とする8項目については「満足できない」としている。

 また、選挙制度改善に向けた法整備など、残り2項目については「満足」と「不満」が入り混じった評価を下した。

 報告の公表後に記者会見したブッシュ大統領は「我々は成功できるし、成功しなければならない。我々の司令官が準備できたと言う前に撤退し始めれば、イラクと周辺地域、さらに米国が危険にさらされる」と述べ、早期撤退の可能性を改めて否定した。

 イラク情勢をめぐってはフィンガー米国家情報副長官が前日の11日、下院軍事委員会の公聴会で「米軍増派は暴力を抑える効果をまだ十分にあげていない」と証言した。中間報告が軍事面での進展を強調したのとは対照的で、政権内の認識のずれが表面化した形だ。



 ・政治面で改善なしと評価、ブッシュ政権のイラク情勢報告(CNN)

 ワシントン(CNN) 複数のホワイトハウス高官は12日、ブッシュ政権が同日にも、イラク情勢をめぐる中間報告を議会に出し、イラク政府が実現すべきとした計18項目にわたる評価を明らかにすると述べた。

中間報告は、23ページに及ぶもので、約半分の項目については満足すべき結果があったと評価。しかし、政治改革、石油収入の配分など他項目では否定的な判断を示しているという。

軍事的な分野では成果があったものの、政治的な問題では進展がなかったとの輪郭になっているという。これら項目は米議会が設定したもので宗派対立の解消に絡むものが多い。

イラク政府が解決すべき課題で半数に結果が出ていないとの評価は、駐留米軍の早期撤退論に弾みを付ける可能性がある。ブッシュ政権は、中間報告の内容は従来のイラク戦略の変更につながらないとの予防線を既に張っている。

ブッシュ大統領は今年1月、増派などを盛り込んだイラク新政策を発表。中間報告は今年5月のイラク戦費支出法に基づくもので、最終報告は9月に出される。同法案では米軍撤収期限の提示をめぐって大統領と民主党が対立、18項目の設定、中間報告提出で妥協していた。

しかし、イラク情勢が大きな改善を見せていない中で、野党・民主党は期限付き撤退の法案作りに再び着手する構えを見せており、与党・共和党内でもこれに同調する動きも出ている。


 この中間報告自体が米国政府の提出したものであり、そういった意味では読売新聞の言うとおり、結論のハードルを下げています。

 それでも満足のいく結果にならなかったのは、イラクの情勢が決して米国にとって満足のいくものではないからです。現在、治安状況としては、イラク政府に治安維持の権限を移譲している途上です。当初の予想よりも遅く、比較的治安の安定している地域ばかりが権限移譲の対象になっており、まだまだ余談を許さない状況です。

 そして政治的にはもっと深刻で、イラクの民主化に向けて進んでいるポイントなど、はっきり言って特筆すべきところは無いかもしれません。

 たとえ部分的にイラクの治安情勢が回復したとしても、こんな状況では議会や国民を満足出来るはずもありません。また、日本は、イラクの陸上自衛隊は撤退したものの、航空自衛隊がクウェートに存在しており、イラクに物資や人員を輸送し続けています。そんな状況を大抵の日本人は知っていると思いますが、こんな中間報告を見てあまり反応がないのは悲しいところです。

 参議院選の選挙活動がスタートしたのは大きなニュースかもしれませんが、イラク問題は日本の安全保障にとって大きな問題であるだけに、、もう少しマスコミでも大きく捉えて欲しかったと思います。
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2007年07月13日 中東情勢 トラックバック:- コメント:3

 議会を尊重しておくべきでしたね。
撤退と言う項目はともかく、足を抜く準備くらいはしておくべきでした。
 撤退は無理でしょうが、それらしい動きを示す事(或いはやっているように見せる事)は出来たかもしれません。

 不本意でしょうが……

2007年07月14日 どらっへ URL 編集

ブッシュに中東和平の政策なし!
 アメリカは、極東(日本、韓国など)と西欧(NATO)で成功した核の傘によるパックスアメリカーナが、中東では成功しないと諦めたと思います。中東でアメリカの核の傘に参加しているのはイスラエルだけ。

 だから今後は、中東に常に不安因子をおいて、自国の軍事プレゼンスを維持するつもりなのではないでしょうか?イラク及び中東に和平が完了したら米軍は撤退。駐留の意義がなくなるからです。ネオコン達は、貧乏人の次男坊が何万人死のうが眉も動かさんでしょうね。

 それよりも石油!イラク・クエート地域で世界の埋蔵量の20%がある。そこに駐留し、実権を握っているのは米軍!ロシアでも中国でもない。

2007年07月15日 あきら URL 編集

コメントありがとうございます。
どらっへさん、
いつ、どのように撤退するかは今の米国にとって非常に重要ですね。

あきらさん、
結局はサウジアラビアのように戦時でなくても米国の駐留を受け入れる国を探すとともに、石油を安定的に確保出来る体制が出来ればそれで良いのでしょうね。

2007年07月16日 さいごう URL 編集












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