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【慰安婦】下村官房副長官の発言の意味

 「直接的な軍の関与はなかったと認識している」と語ったそうですが、どうもその言葉が一人歩きしているように思います。多分この問題は主に野党の攻撃材料となることでしょう。しかし、もう一度その意味を考えてみる必要があります。

 ・下村副長官「旧日本軍の関与なし」・従軍慰安婦問題で(日経新聞)

 下村博文官房副長官は26日の記者会見で、戦時中の従軍慰安婦問題への旧日本軍の関与について「直接的な軍の関与はなかったと認識している」と語った。軍による強制連行はなかったとの見方を示したもので、下村氏は「1997年の国会答弁に基づくもの」と説明した。

 政府は旧日本軍の関与を認めた93年の河野洋平官房長官談話を継承すると表明している。安倍晋三首相は同日夕、下村氏の発言に関して「聞いていない。私の考えはすでに国会で述べた通りだ」と語るにとどめた。

 野党は下村氏の発言に一斉に反発した。民主党の鳩山由紀夫幹事長は同日、記者団に「政府高官が言うべきでなく強く抗議したい」と強調。共産党の市田忠義書記局長も「官房副長官の資格が問われる」と批判した。(21:01)


 この発言のポイントは、「直接的な」と言うところでしょう。それから97年の国会答弁というのがどのようなものなのかです。

 一応私が調べて一番近いと思った国会答弁は、97年1月30日の参議院予算委員会における平林博政府委員と片山虎之助参議院議員の間で行われた答弁です。その抜粋を以下に引用します。

○片山虎之助君 従軍というのは軍属ですよ、軍籍を持つということなんですね。したがって、従軍記者だとか従軍看護婦さんはおるんです。従軍慰安婦なんというのはないんですよ。勝手につくった言葉でひとり歩きをしている。しかも、この言葉は一定のイメージを与えるんですよ。不正確でありかつ一定のイメージを与える。特に私は大変な影響があると思う。
 そこで、文部大臣が今言われた平成五年八月四日の外政審議室の調査、それに基づく官房長官の談話がこれまた不正確なんですよ、不正確。軍が関与していると。関与はしていますよ。関与にもいい関与、悪い関与、積極的な関与、消極的な関与があるんだから。それは兵士を守るために消極的にはいい関与をしたんですよ。だから、それは私は否定しません、否定しない。それじゃ、強制連行や強制募集、そういうことの事実が確認できたかどうかなんです。ところが、あの調査報告も官房長官談話もかなりあいまいなんです。
 そこで、外政審議室長、どういう調査をしましたか。

○政府委員(平林博君) お答えを申し上げます。
 政府といたしましては、二度にわたりまして調査をいたしました。一部資料、一部証言ということでございますが、先生の今御指摘の強制性の問題でございますが、政府が調査した限りの文書の中には軍や官憲による慰安婦の強制募集を直接示すような記述は見出せませんでした。
 ただ、総合的に判断した結果、一定の強制性があるということで先ほど御指摘のような官房長官の談話の表現になったと、そういうことでございます。

○片山虎之助君 今の審議室長の話は、資料と証言を集めた、資料には強制性を示すようなものはなかったと。ということは、(「そんなことはない」と呼ぶ者あり)いや、今答弁したんだから。
 そこで、それじゃ証言ということになる。その証言はどういう人から集めましたか。

○政府委員(平林博君) その前に、強制性の問題でございますが、今御答弁申し上げましたのは、強制募集を直接示すような記述は見出せなかったと。ただ、もう少し敷衍して申し上げれば、いわゆる従軍慰安婦の方々の日常の生活等におきましては強制性が見られるということで先はどのような官房長官の談話になったということでございます。
 証言につきましては、元従軍慰安婦とされる方々本人、それからいろいろな研究者、学者等でございます。

○片山虎之助君 いや、日常生活の強制性なんというのは、これはある意味ではわけがわからないんですよ。そういう資料があるなら、また出していただきたいと思いますが。
 そこで、結局は証言を中心にどうもあの調査報告や何かができたんじゃないかというふうに私は思っている。証言というのは、当事者の両方なり第三者が入る証言でないと、片っ方だけの証言者を集めてということは、ちょっと私は客観性を欠くんじゃなかろうかと。
 そこで、この調査報告なり当時の官房長官談話のバックデータ、資料があればディスクロージャーしていただきたい。

○政府委員(平林博君) 調べた限りの資料につきましては、それぞれの省庁、さらにはまとめまして外政審議室にございまして、一般の閲覧に供してございます。

~以下略~


 まあ、ご覧の通りで強制性を否定しているかどうかは微妙ですが、その「強制性」と言うものがあまりにも客観性を欠く意味不明なものです。結局突き詰めてみれば「強制性」なんてどこにあるのか分かりません。結局は河野談話が結論ありきで発表されたものだというのがここからも分かります。

 話は戻って下村官房副長官の発言ですが、「強制性」を否定するのは繊細さに欠けるものの、反面で「実態として」その通りだと言えます。しかしながら、安倍首相はその辺りの解釈を綱渡り的に切り抜けようとしているため、このような発言は内心はそうだと思いつつも否定せざるを得ないと思います。

 結論として、この発言から雪崩のように「従軍」慰安婦を否定する動きになりにくく、野党に無駄な攻撃材料を与えただけでしょう。もちろん安倍首相が断固として従軍慰安婦の「強制性」を否定すれば別ですが、そんなことをしていれば今更いリーダーシップに疑問符は付きません。

 かといって、野党もこれを機に昔の政府答弁をほじくり返して「従軍慰安婦」の存在について議論するつもりは無いでしょう。きっと攻撃の突破口が開ければ、それ以上の議論はしてこないはずです。

 結局は、下村官房副長官の大雑把な発言であったと言うところでしょうか。それにしてもこの人は調整力もないし、発言に繊細さもない、本当にこの人事には微妙なものを感じますね。
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2007年03月26日 中国・韓国・北朝鮮 トラックバック:- コメント:3

河野談話は将来必ず否定されるべきものでしょう。今やってしまってしかるべきでしょうが、安倍さんがやるかどうかといえば、やらないでしょうね。

http://vision.ameba.jp/watch.do?movie=180588
「日本は孤立している」と言わせたかったのだがダメだったTBS女子アナと朴三寿
http://vision.ameba.jp/watch.do?movie=180244
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http://vision.ameba.jp/watch.do?movie=172305
デイブ・スペクターが「慰安婦に強制性があった」ときめつけてキレる (゚⊿゚)
http://vision.ameba.jp/watch.do?movie=172308
デイブ・スペクターが南京で虐殺がなかったという事実を知る

日本軍は強制連行に関与していません。軍は慰安所を兵隊の福利厚生施設として運用するために、朝鮮人の女衒たちに金を払って、女性の募集をしたことは事実です。 朝鮮人の女衒が、金儲けのために女性や女性の家族たちを騙したり、無理やり連れてきたことがあり、女性や家族たちがそのことを日本軍の関与があったと誤解していることが真相です。

2007年03月29日 (・∀・)! URL 編集

コメントありがとうございます
worldwalkerさん、
河野談話自体は何の検証もせずに発言されたわけですから否定することに何の問題もないと思いますけどね(苦笑)

2007年04月01日 さいごう URL 編集

河野談話は問題外であることには違いないですが、今回ばかりは「主張する」ことで日米離間に繋がるので弱腰といいますか、黙っているのがベストではないかと思っているところです。私にしては珍しく「弱腰」な記事を書いてTBしておりますので、御照覧ください。
なお、4月からブログを移転して心機一転です。リンクに加えていただければ幸いです。

2007年04月03日 猫研究員 URL 編集












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