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【米国・イラク】イラク戦略の迷いは混乱の始まり

 そもそもイラク戦争自体が意味はあるのかとか、正当性はどこに?とか色々議論はありました。それを今戦略変更しようとすることはイラクの反政府勢力の思うつぼでしょう。

 ・イラクの米軍、長期駐留案を軸に検討…米国防総省(読売新聞)

 【ワシントン=坂元隆】ブッシュ米大統領の指示を受けイラク政策の見直しに取り組んでいる国防総省内の研究グループが、駐留米軍を一時的に増派して治安を確保した後、現在の半数以下に兵力を削減し、長期間にわたり駐留させる案を中心に検討していることが明らかになった。

 20日付の米ワシントン・ポスト紙が複数の国防当局者の話として報じた。

 同紙によると、研究グループはペース統合参謀本部議長のもと陸軍、海兵隊の大佐らから成り、イラク駐留米軍の今後について<1>大幅増派<2>早期撤退<3>長期駐留――の3つの選択肢に沿って検討を重ねてきた。

 その結果、大幅な増派を長期間続けることは米軍の現状では難しい上、早期に撤退すればイラクが完全な内戦状態に陥ることが明らかなため、長期駐留を軸に議論が進んでいる。

 中でも最有力となっているのは、現在約14万人の米軍を短期間2~3万人増員してイラクの宗派対立を抑え込み、その後、6万人程度まで兵力を削減するという案。

 イラク軍が自力で治安維持に当たれるよう訓練するために、米軍はさらに5~10年の駐留が必要とみているという。

 米国では、イラク情勢の行き詰まり打開を目指し、大統領の指示で国防総省や国家情報長官が政策見直しを進める一方、超党派の「イラク研究グループ」が年内に勧告を発表する予定。


 私はこの戦略が正しいとか間違っているかを議論するつもりはありません。まあ、あえて言うなら「戦力の逐次投入」がもたらすメリットなど皆無だと言っておきます。

 私が言いたいのは、止めるならすぐにでも止めるべきで、継続するならしっかりとビジョンを持って継続すべきです。私は何度か米国の対イラク戦略について述べましたが、全て米国との協調関係が日本の国益に叶うと主張してきました。ただ、イラク戦略については結論を出し切れていません。

 と言うのも、イラクの民主化に成功すれば日本・米国に非常に利益をもたらすが、失敗すれば泥沼でその可能性が非常に大きいからです。多民族国家の行く末を見ても分かるように、全て分裂しています。民主主義による多民族国家の統合など夢のような話であることは念頭に置いた上で議論しなければなりません。

 しかし、それでも米国がイラクに民主化をもたらすことに意味はあると考えます。なぜならそれが米国の進むべき道だからです。そう言ってしまえば身も蓋もないのですが、米国は実益に敏感な様でいて、結局は理念の国です。もちろん米国と言っても共和党の話であり、民主党はかなり実益にこだわります。

 だからといって理念だけでイラク状況に希望がないわけではありません。中にはイラクとシリアの提携など希望を持つべき要素もあります。依然として治安の回復しない状況を打開するのであれば、中途半端に増兵すべきでなく、圧倒的な兵力で治安を回復するか、イラクをあきらめるかどちらしかないと思っています。

 どちらにしろ、米国の国内事情から始まった撤退論争ですから、日本や英国などの同盟国は白けますよね。
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2006年11月22日 中東情勢 トラックバック:- コメント:2

オレは、米国は9.11の悪夢が再び起きないようにイラクに楔を打ちたかったのだと理解している。
外国人が米国に入国する際の物々しい入国検査からも、それはうかがえる。
そのうえ、米国の対イラク戦争の成果は皆無ではない。
米国軍は最悪のテロリストであるザルカウイを物理的に消し去ったし、イラクにいた数百人のテロリストを拘束している。

2006年11月23日 worldwalker (・∀・) URL 編集

私もそのように認識していますが、結局見えない「幽霊」に攻撃しているようなもので、叩いてもきりがないし、恐怖心が消え去ることもない。止め時が非常に難しいですね。

2006年11月23日 さいごう URL 編集












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