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【ロシア】資源をネタに危険な国へと変わり始めている

 ロシア経済はそれほど好調というわけではないですが、資源に関してのナショナリズムは非常に危険なまでにふくらみつつあります。

 ・露のエネルギー牛耳る「シロビキ(武闘派)」(iza)

 国の命運を握るエネルギー政策。ロシアでは国益重視の強硬派が台頭している。
 世界最大の天然ガス独占企業体、ロシア国営ガスプロムがリャザノフ副社長を解任しプーチン大統領の出身母体である旧ソ連国家保安委員会(KGB)最強硬派のシロビキ(武闘派)人脈を据えることを明らかにした。
 シロビキたちは、日本の商社も参加するロシア極東の天然ガス開発事業「サハリン2」に事業停止命令を出すなど圧力を強めており、強気の国益重視外交が一層強化される懸念が高まっている。
 ガスプロムは14日、新たな副社長にプーチン大統領と同じサンクトペテルブルク出身の元KGB将校で、同社投資部門担当のゴルビエフ氏(54)を任命した。
 ゴルビエフ氏は、プーチン大統領と同じ年齢で、サンクトペテルブルク時代、同じサンクト出身のガスプロムのミレル社長、プーチン氏と共に市庁で働いていた。
 ガスプロムはまた、ロシア石油業界第5位だった民間石油シブネフチを吸収合併し、石油部門を強化しているが、その責任者には、同じくサンクト時代からの同僚である元KGB将校で、ガスプロム系列会社の社長であるジュコフ氏が任命されたという。
 「エネルギー分野のスペシャリスト」と呼ばれたリャザノフ副社長の職務を、大統領の2人の「友人」たちが引き継ぐことになる。
 米国が先にロシアの世界貿易機関(WTO)加盟で合意後に発表されたガスプロムのシロビキの権限強化は、プーチン政権が推し進める国家統制という地殻変動の方向性を明確に示した“事件”と映っている。
 ガスプロムのロビイストとして知られるヤゼフ下院議員は10月末、ロシアと同じエネルギー大国であるイランや中央アジアなど旧ソ連諸国を巻き込んだ「天然ガス版OPEC」創設構想をぶち上げた。世界有数の天然ガス産出国がカルテルを組めば、ロシアが主導して世界の天然ガス価格や提供先などを牛耳ることができるというわけだ。
 ロシアは、「反ロシア国」との烙印(らくいん)を押す南部のグルジアに対し、天然ガス価格の2倍値上げを求め、受け入れられない場合は、供給を停止すると警告している。
 エネルギー価格の高騰で自信をつけたシロビキたちは、「ロシアの資源はロシア人のために」をスローガンにした資源ナショナリズムの高揚を追い風に、まだまだ国家統制を強化する強気の姿勢を示している。(モスクワ 内藤泰朗)
    ◇ ◇ ◇
 シロビキ ロシア政権の中枢を担う治安機関や軍部、内務省などの省庁出身の政治家たちの派閥。「武力派」「武闘派」などと訳される。1993年、エリツィン大統領が、議会との話し合いを断念して最高会議ビルを武力で攻撃したモスクワ騒乱事件をきっかけに、ロシア政権はこれらの省庁への依存を強め、シロビキが形成された。後継者となったプーチン大統領もシロビキで、その影響力は絶大なものになった。プーチン大統領が長官を務めた旧ソ連国家保安委員会(KGB)の後身であるロシア連邦保安庁(FSB)が中核となり、内務省や国防省などの出身者によって構成される。


 このようにロシアの資源の使い道を、国家による統制を強める動きに向かうところは非常に危険だと言えます。ロシアの現状は一部の官僚による富の独占へと進んでいます。一般人のレベルではエリツィンの当時よりも困窮していると言ってもいいでしょう。

 また、彼らの国家統制の動きが日本に関係ないわけではありません。先日、日本の商社が参加するロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」が環境破壊状況に関連して検察当局に告発され、計画の中止すら示唆されています。このような動きは、資源をネタに周辺諸国を恫喝する非常に狡猾なやり方です。告発内容は依然として不明で、このプロジェクトへのロシアの取り分が問題だったと見られています。

 さらに、他の国の資源に対しても貪欲に動きます。

 ・ロシア石油大手がイラン・アザデガン油田に関心(iza)

 インタファクス通信によると、ロシア石油大手ルクオイルのマガノフ第1副社長は16日、記者団に、中東最大級の油田で、日本が権益の大半を喪失したイラン・アザデガン油田の開発に関心を持っていることを明らかにした。マガノフ氏は「まずその規模からして興味がある」と指摘。同社幹部が最近イランを訪問、さらなる情報収集を続けているという。
 イラン核開発への国際的批判が高まる中で開発の主導権を握り続けることは不適切として、日本は今年10月、アザデガン油田に持っていた権益を大幅縮小した。イランメディアによると、同国のバジリハマネ石油相は、欧州の2社と共同開発に向け交渉中であることを明らかにしている。(共同)


 今更日本の権益を返せと言うのも時期外れなので止めておきますが、ロシアが興味を示すのは資源を独占して自国の地位を引き上げたいという一面もあります。

 ロシアは社会主義革命によって一時は国家の経済が進化したと思われていましたが(もちろん一部の人だけです)、今では帝国主義国家へと逆戻りしています。結果的にソ連の壮大な実験は失敗どころか経済システムを退化させる効果しかなかったのだなぁと実感させます。ゴルバチョフ、エリツィンの時期はそれでも多少の期待はあったのですが・・・。
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2006年11月17日 ロシア トラックバック:- コメント:4

 でも、原油は一時期に比べ、かなり、落ちてきているんですよね。
 その資源強行主義が崩れた時、ロシアは自分がどういう立場に陥るか、解っていないんですね。

 メタンハイドレートの燃料化や高効率の燃料電池の開発を進めないといけませんね。

2006年11月17日 どらっへ URL 編集

>“帝国主義国家”復権でしょうから。
帝国主義打倒を目指すソ連に内部からやっつけてもらおうか。

2006年11月18日 鱧 URL 編集

アンドロポフ ◎

ゴルバチョフ ◎

エリツイン ×

プーチン ×××

2006年11月18日 worldwalker (・∀・) URL 編集

どらっへさん、
彼らは資源が外交に有効に活用できる今は良いですが、これからもこんな強気の外交がうまく行くはずはないんですけどね。

論論さん、
コメントありがとうございます。
ロシアは現在、名実ともに帝国主義国家だと思いますね。

鱧さん、
コメントありがとうございます。
ソ連も新しい帝国主義国家でしかなかったですね(苦笑)

worldwalker (・∀・)さん、
ゴルバチョフの頃はかなり期待できるレベルまで来たんですけどね。

2006年11月21日 さいごう URL 編集












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