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【北方領土】日本には北方領土への一貫した政策がない

 これは常々思っているのですが、ロシアとの交渉窓口は極めて少なく、その彼らでさえ北方領土返還のプロセスを明確に意識しているわけでなく、まして意思統一が図られていないところに問題があります。

 ・「北方領土」に隘路の懸念 三島返還論が巻き起こした混乱(FujiSankei Business i.)

 日露関係がおかしくなりつつある。ボタンの掛け違いから今後、北方領土が袋小路に陥る危険性がある。まず、余計なことを言ってしまった例が「三島返還」論だ。

 9月27日の記者会見で、麻生太郎外相が、北方四島を面積で分割する可能性について、「一つの考え方ですね。二島じゃこっちがだめで、四島じゃ向こうがだめ。間をとって三島とかいう話だろ。それで双方が納得するかどうかですよ。これは役人で決めることはできません。どこかで政治的な決断を下ろさない限り、下から積み上げてどうにかなる話ではない。この問題への解決(への意欲)は、プーチン露大統領の頭の中にすごくあるように見えますけどね」(毎日新聞9月28日朝刊)と述べたことだ。安倍新政権が歯舞群島、色丹島、択捉島の「三島返還」で譲歩し、択捉島はロシアに譲るとのシグナルを出したとクレムリンが勘違いしている。

 「三島返還」論でも三つのシナリオが考えられる。第一は、「三島返還」で妥協して、平和条約を締結し、日露関係を正常化するとの考え方で、これは北方四島は日本固有の領土であるという国家の原理原則から外れた論外のシナリオだ。

 領土問題はバナナのたたき売りではない。四島の日本に対する主権が確認されないかぎり平和条約は締結できないという基本は国家として絶対に譲ってはならない。第二は、「三島返還」に加え択捉島は当面、ロシアの管轄下に残り、島ではルーブルが使われ、裁判権もロシア側がもつが、潜在主権は日本に帰属するというシナリオだ。択捉島が復帰前の沖縄のようになる。これならば平和条約の締結が可能だ。第三は、「三島返還」を実現し、択捉島の帰属については継続協議とすることで平和条約ではない「中間条約」を締結することだ。これならば政治決断によって実現することが可能だ。

 麻生外相の発言からはどのシナリオであるかが読み取れない。こういうときに外相の真意をわかりやすく説明することが坂場三男外務報道官の仕事だが、その期待に応えていない。

 坂場氏は、9月27日の記者会見で、「『共に受け入れられる解決策を模索する』ということを、(麻生)大臣が言葉を変えて、一つのたとえとして先のような(三島という)表現で言われたのだと理解しています。(中略)三島解決案なるものが公式に検討されていることはありません。ただ、前にもこの席で申し上げたと思いますが、今月プーチン大統領が諸外国の有識者と懇談をした中で、非常に積極的に北方領土問題の解決について語られたということについては、私どもも注目しています」(外務省公式HP)と述べている。これでは択捉島の帰属確認をあきらめる「三島解決案」を外務省が非公式に検討していると受け止められかねない。

 外務省はプーチン大統領が有識者会議で北方領土問題解決に意欲的姿勢を示したと認識しているようだが、これはロシアのシグナルを読み間違えたトンチンカンな対応だ。この有識者会議とは9月9日モスクワ郊外で行われた「ヴァルダイ会議」だが、日本からは袴田茂樹青山学院大学教授が出席した。ロシア大統領公式HPによれば袴田教授は「日本政府顧問」の肩書で出席した。

 プーチン大統領は1956年日ソ共同宣言で約束された歯舞群島、色丹島の引き渡しについても「どこの主権下かについても記載されていない」(ロシア大統領公式HP)とし、北方領土問題について「日本側が立場を厳しくしようと試みたのである」(同)と述べている。しかも「あなたとこの問題について議論する必要はない。両国外務省の専門家に話をさせればよい」(同)と袴田教授を通じて領土問題についてメッセージのやりとりをするつもりがないことを明確に述べている。

 袴田教授がこの機会に聞かなくてはならなかったことは8月16日に北方領土・貝殻島近海でロシア国境警備艇による日本漁船の銃撃・拿捕(だほ)により日本人乗組員1人が殺害された事件についてのプーチン大統領の認識だ。袴田氏は拿捕事件に関連し、「ロシアの最近の不合理な強硬論に、公然かつ断固たる反論を怠った」(産経新聞8月26日)と政府を非難する。その袴田氏がプーチン大統領と直接話をした機会になぜ銃撃事件に言及しないのか理解に苦しむ。

 袴田氏の対応がプーチン大統領に銃撃事件を日本は深刻視していないという誤ったメッセージを送ることになったのではないかと筆者は危惧(きぐ)する。


 私自身は麻生外相の三島返還論に明確に反対するわけではありません。一括返還を求めようが、二島だけ最初に返還することを求めようが、どちらでも政府の方針が統一されていればここまで後に引き津留ことにはならなかったでしょう。

 麻生外相の真意はまだ明らかにされていませんが、私の予想では国内で北方領土の議論を大きくしようと言う意図があったのではと思います。

 今世論の方向として、北方領土問題は必ずしも大きくありません。先日の銃撃事件があった時でさえ、この話題はすぐにフェードアウトしていきました。これはマスコミが意図的に隠蔽していると言うより、ロシアの強気な態度を打開できない日本政府に対するあきらめの気持ちが強かったと思います。だからWeb上の記事は決して少なかったにもかかわらず状況に変化のない銃撃事件は隅に追いやられていったのだと思います。

 北方領土問題と対ロシア政策は、プーチン政権の誕生や鈴木宗男議員の逮捕といったイベントごとに混迷の度を増してきています。安倍首相は今後ロシアとの関係をどのようにしていくか見守りたいと思いますが、麻生首相を含めて現在の政治家と外務省の役人に明確な意志統一が図られていないのは残念でなりません。このあたりを早急に解決してもらいたいです。
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2006年10月22日 ロシア トラックバック:- コメント:3

かってに数を減らす神経がわかりにくいです。
自分の中で次の総理は自分だと決定でもしてそうです。
もちろん他にめぼしい人がいない中では人気はあるとおもいますが、前総理を見習って視察のひとつもして相手を揺さぶるなどしてみれば良いのに、なにひとつ実行をともわないであいまいな表現で(四と二の間で三島)持論?ですか。
たぶんエネルギー関係でロシアに対しては妥協したくてしょうがないのではないのでしょうか、この人が総理になったら領土問題は解決するかもしれませんね、もちろん島の数はわかりませんが。
どうせ減るのなら共産党案のほうが筋は通ってましたね、四島返還なら可能とみた政府(自民党)見解は無残に散ってしまうのでしょうか。

2006年10月22日 しっぽ URL 編集

日本政府は、対ロシア領土政策において、60年間まったくの無策だったんだから、とりあえず3島を先に返してもらってもいいのでは。その後にカムチャッカもサハリンも全部返してもらいましょうw

本音を言えば領土問題を解決するまで国交断絶でいいと思います。

2006年10月22日 worldwalker (・∀・) URL 編集

しっぽさん、
麻生外相は問題提起のために出したのでしょうが、あまりにも北方領土問題を勉強していないかのような発言に見えてしまいます。

worldwalker (・∀・)さん、
しかし、ロシアの資源を日本は獲得しようとしてことごとく失敗していますね。このあたりを何とかしなければなりませんね。

2006年10月23日 さいごう URL 編集












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