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【イラン】失いかけている油田の権益

 まだ確実な情勢とは言えませんが、日本政府の後ろ盾が期待できない以上、イランでの油田の権益は失うことになりそうです。

 ・アザデガン油田 「日本の権益は失効」とイラン石油公社総裁(iza)

 【カイロ=村上大介】イラン南西部のアザデガン油田開発をめぐる日本の国際石油開発とイラン国営石油公社の交渉は4日、結論がでないまま終了し、同公社のノザリ総裁は「日本は開発の機会を失った」と言明した。イランのファルス通信が伝えた。
 同通信によると、同総裁は「われわれはこの1週間、集中的な交渉を行ったが、日本側に次の機会を与えることはない」と述べ、「国際石油開発がアザデガン油田開発に参加することはあっても、主要な事業者となることはあり得ない」として、イラン側が国際石油開発の開発権を実質的に取り消す考えを示した。
 さらに同総裁は、同油田開発については「新たに入札を行うか、国内企業と契約することを検討する」と語り、イランの独自開発に切り替える可能性も示唆した。
 国際石油開発は2004年2月、同油田の開発件を獲得。総事業費20億ドルの75%を負担し、2007年の生産開始を目指していた。しかし、イラン・イラク戦争時代の地雷除去や資材高騰による投資額上積みなどの問題から開発の着手は遅れ、イラン側は、日本側が米国の圧力で着手を遅らせていると見て、9月15日、30日と期限を切って日本側に開発着手の決断を強く求めていた。


 ・当事者間の交渉注視=イラン・アザデガン油田開発-塩崎官房長官(時事通信、Yahoo!ニュースより引用)

 塩崎恭久官房長官は5日午後の記者会見で、イランの国営石油会社社長が日本はアザデガン油田開発の「機会を失った」と発言したことについて、「商業ベースで当事者間の話し合いが進んでいると聞いている。特に区切りは付いたとは聞いていない」と述べ、日本の国際石油開発とイラン側との交渉を注視していく考えを示した。

 
 北朝鮮の核開発とイランの核開発を同一視するつもりは全くないのですが、米英や仏独などから見ると日本はダブルスタンダードに見えるのでしょう。イランにとっては確実に米国寄りに見えていると思われ、日本を特別扱いする必要が薄れていると感じているでしょう。

 これにはもちろん核問題もあるのですが、イラクへの駐留も大きく影響しています。米国はイランがイラクの治安維持に大きく影響を与えていると考えています。イランはもちろんそれを知っており、あくまでも米国と違う路線を進もうとしています。イランにとっては、日本は米国と一体であるという認識を強めたとしても何ら不思議ではありません。

 さらにイランは中国とロシアとの結びつきを強めているのも、日本にとって大きな影響を与えています。中ロは資源を求めるとともに国際的な発言力を強めつつあります。日本との交流は大事ですが、中ロとも積極的に交流したい意図が見えてきています。

 日本はこうした狭間で独自色を出せないでいます。イランの核兵器を非難することは、今の北朝鮮の情勢の中ではリスクが高く、イラクでの空自の活動も対米協力のシンボルとして外す訳には行きません。このままではイランからの権益を失うことになるでしょう。
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2006年10月06日 中東情勢 トラックバック:- コメント:3

イランの都市部では、政府の宣伝しかしないテレビ番組でなくて海外の衛星放送ばかりが見られています。ハタミ時代に経済の自由化を期待した人々も、今の体制には諦念しかありません。2-3年前には、学生運動の盛り上がりもあったのですが、これも押しつぶされてしまった。こんな体制だから、アメリカに喧嘩を売って、北朝鮮の相手になるのです。 今の政府に入れ込むのは危ないと思うのですが。 

2006年10月06日 凡人 URL 編集

この構図は大平元総理時代「イランの石油」か「日米同盟」かの苦しい選択の再来ですね。
日本は米国に安保を依存してる以上今回も結局「日米同盟」を取るしか無いのでしょうね。
ただしこの「米国への恩」を日本は大きく主張し、米国になにかしらの代替的な措置の協力を求めるくらいはするべきですね。

2006年10月06日 kaz URL 編集

凡人さん、
コメントありがとうございます。
確かにそうかもしれませんね。ただ、それで失った権益をどのように回復させていくかも考えなければならないでしょうし、次の政権でも現政権の反対派が就くとも限りませんので、対イラン政策はきちんと考えなければならないでしょうね。

kazさん、
コメントありがとうございます。
二者選択の場合、日米同盟を選択するのは当然ですが、イランとの貿易額は大きなものですし、いきなり失うのでもいいのですが、それに伴う代替をどこかに担保しておかないと国民は納得しないでしょうね。

2006年10月07日 さいごう URL 編集












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