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堂々と核武装を議論しても構わないでしょう

 よく誤解している人がいますが、核武装自体が絶対悪ではありません。ただ、核不拡散体制に賛同しているから核武装しないだけの話で、「こうだったらいいな」という議論が現実の国防に反映されることが必ずしも良いわけではありません。

 ・【社説】堂々と核武装を語り始めた日本(朝鮮日報)

 日本の中曽根康弘元首相が5日、記者会見で「(日本の)周辺には核兵器を保有する国が存在するのに、日本は米国の核抑止力に依存している。日米安保条約が解消されるなどの大変動が起きた場合に備え、核問題について研究する必要がある」と語った。

 これは、核武装の是非についても検討してみようという意味に取れる発言だ。中曽根元首相は、首相経験者として与党自民党に大きな影響力を持っているだけでなく、最近まで自民党の新憲法起草委員会の前文に関する小委員会の委員長を務めていた。

 日本の次期首相に選ばれることが確実視されている安倍晋三官房長官は、日本の交戦権を認めていない日本国憲法の改正こそ自身の政治的目標であると明言している。

 その安倍官房長官は数年前から「原子爆弾を持つことは憲法上問題ない」「日本も核武装をするべきであり、決定さえ下されれば1週間以内に核兵器を作ることも可能」と語ってきた。

 日本は2004年末現在、43.1トンのプルトニウムを保有している。これは数千発の核兵器を作ることができる量だ。来年からは青森県にある六ケ所村核再処理工場が稼動し始める。

 現在、日本の核武装は政治的意志の問題であり、技術的には何の障害もない。しかし日本がもし核武装することになれば、それは北東アジアの安全保障情勢を根底から揺るがすものであり、第2次世界大戦以後、最大の政治的事件となることは間違いない。その影響の最初の波を受けるのは韓国だ。

 日本の軍国主義による最大の犠牲者である韓国としては、過去の歴史に対して一貫性のない態度でお茶を濁し、独島(日本名竹島)をはじめとする領土問題を引き起こしている日本が核武装するのを、ただ見守っているわけにはいかない。

 日本が核武装への野望を表面化させる上で、決定的な役割を果たしたのは北朝鮮だ。日本の麻生外相は今年7月に北朝鮮がミサイルを発射した際、「金正日(キム・ジョンイル)に感謝しなくてはいけない」と話した。この発言に日本の本心がよく表れている。

 このように北朝鮮の核問題が深刻な連鎖反応を引き起こしている中、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領はこの明白な事実に目をつぶり、「北朝鮮の核開発も自衛用であり、一理がある」と語った。

 日本は、韓国の大統領が北朝鮮に認めたその「一理」を言い訳とし、核武装に足を踏み出そうとしている。「北の核」に加え、「日本の核」にまで包囲されてしまえば、われわれはいったいどうすればいいのか。

 こうした状況にもかかわらず、盧武鉉大統領は「自主」の掛け声の下、戦時作戦統制権の単独行使移行を推進することで、半世紀にわたって韓国の安全保障を支えてきた韓米同盟の枠組みを脅かしている。


 本当にこの辺りを誤解する人が非常に多いのですが、問題点は二つあります。一つ目は、政府の公式発言と「研究に値する」という発言はレベルが違います。政府は色々なオプションを研究していかに国益を維持していくかが重要ですので、その中に核武装が含まれるのも当然の話です。そこで核武装することを選択するのはまた別の話です。

 次に、日本国内にも「核武装は絶対悪だ」と言う人が意外に多いですがそれは誤りです。通常兵力を整備するのは肯定しても核武装を否定するのはあまりにも非合理的な話です。

 日本は核不拡散条約(NPT)に加盟し、世界に核を拡散させないように努力する勢力に加担しています。だからこそ「核武装」をしていないのであって、「核は桁外れの攻撃力を持つから」とか「放射能はとてつもなく長い半減期を経ないと無効化できない」など色々な理由で核兵器を否定します。しかし、それは「人道」など世界の一部の国家が決めたルールであって、日本がそれを許容しているからこそ成り立つものです。

 そもそも軍事力は人を殺すためのものですから、何人殺そうが「悪」であるとことには変わりません。しかし、それを持たなければ自分たちが殺され、国土から追い出され、強制労働を強いられるのです。平和などと言うものは、「戦争と戦争の間」でしかないのです。

 もしそこで今の国連を中心とする国際秩序に意味があるとすれば加わればいいでしょう。しかし、それ以外にも当然「国益を守りつつ国防できる」方法があればそちらの方策を採用してもいいと思います。

 その辺りを理解せずに「核武装は悪い」と言い続けることは、自らの首を絞めていると思います。
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2006年09月08日 中国・韓国・北朝鮮 トラックバック:- コメント:4

タイトルの末尾にあるカッコ書きは
朝鮮戦争ではなく朝鮮日報の間違いですよね?
皮肉で書いたなら良いのですが(笑)。

2006年09月08日 やや右より?のベル URL 編集

>北朝鮮の核問題が深刻な連鎖反応を引き起こしている中
>盧武鉉大統領は「北朝鮮の核開発も自衛用であり、一理がある」
>と語った。
>日本は、韓国の大統領が北朝鮮に認めたその「一理」を言い訳とし
>核武装に足を踏み出そうとしている。
>「北の核」に加え「日本の核」にまで包囲されてしまえば
>われわれはいったいどうすればいいのか。
>こうした状況にもかかわらず、盧武鉉大統領は
>「自主」の掛け声の下、戦時作戦統制権の単独行使移行を推進することで
>半世紀にわたって韓国の安全保障を支えてきた
>韓米同盟の枠組みを脅かしている。

なんだ。意外と冷静に現状を見られる記者も韓国にいるんですね。
文章の最後が結論だとすれば
今の状況が自国の無能な大統領の政策の結果だと分かっている
とも受け取れます。

この記事、一言で言えば
「余計な事しやがって!」って事ですよね(笑)。

2006年09月08日 やや右より?のベル URL 編集

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2006年09月09日 編集

やや右より?のベルさん、
ごめんなさい、
訂正しました。

結局新聞記者で外交や軍事が見えている人が今は非主流派なんですよね、残念なことに。

2006年09月14日 さいごう URL 編集












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